世界に比べて高すぎる薬剤費

日本の医療費問題で薬剤費がバカに高いということを知っている人はどれくらいいるでしょうか。最近ではジェリック医薬品として、安い薬を提供してくれる機会が増えてきましたが、それでも高過ぎるくらいなのです。単純に見ても、日本の薬剤費というのは海外の数倍近く違うのです。コレでは、どんなに安く医療を受けられても、医療費が高くなってしまう問題を解消することは出来ません。本来であれば、市販の風邪薬なども60錠2000円もしないはずなのです。

これは、そもそも保険で決められている薬の値段が高く設定されているからなのです。日本の医療保険は矛盾だらけと言われていますが、こんなところにも節約できる部分が潜んでいるのです。もう一度、日本の医療保険制度を抜本的に見直すと、こういった細かいところでの節約というのはできて当たり前なのです。また、日本人は、薬がもらえないことを不安だと考えているようですが、薬というのはあくまでも症状を抑えるものであって、病気自体を治すのは皆さんの体の自己治癒力と、気力による所が大きいのです。だから、私はあまりにもひどい場合にしか病院へは行きませんし、薬も咳止めぐらいしかもらいません。薬というのは、飲めば治るという間違った認識から、多くの人が求めがちですが、薬には副作用も隠れています。副作用のために死亡事故が起きた例もあるくらいに薬というのは安易に扱えるものではないのです。その上、今回薬剤費が高いことも判明しました。
薬に頼るのではなく、薬を最小限にして自己治癒力を高める。そういった考え方が、現在の医療費問題に対しても求められていることではないでしょうか。何かに頼るのではなく、自分の体調管理をしっかりコントロールする。それだけでも、改善へと向かうのです。